|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
AWARD |
|
|
|
|
|
|
Best Of Mini Truck NISSAN D21 佐藤 弘一 様 |
|
|
|
|
Best Of Interior 1996 TOYOTA TACOMA 加藤 慎一 様 |
|
|
|
|
Best Paint 1984 TOYOTA PICK UP 宮澤 龍也 様 |
|
|
|
|
Besst Lift Up Custom 2005 HUMMER H2 LSHC 様 |
|
|
|
|
Best Year Truck 1965 CHEVROLET C10 小林 禎弥 様 |
|
|
|
|
Best Foot Work 2009 NISSAN SKYLINE 石井 真志保 様 |
|
|
|
|
FEA COOL 2001 CHEVROLET CORVETTE 宮澤 龍也 様 |
|
|
|
|
FEA Year Car 1987 VW GOLF 管 浩幸 様 |
|
|
|
|
Truck Trends Award 1987 TOYOTA HILUX 本間 大詞 様 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Best Of Truck Masters
1995 NISSAN D21 野口 陵 様 |
innocence
ここ、北海道のminitruckin sceneで帯広地区、ましてや自分の所属するthe newtypeからbest of truckmasters
を排出するという困難は並大抵のことでは無い事を先に記しておく。
絶対数が少なく、顔ぶれが昔からのベテランフリークが多い北海道で、この「アメリカっぽくない」truckが
awardを獲る苦労は、当の本人じゃないと分かり得ない苦悩と葛藤の9年間だったことを今振り返って考えても、
茨の道だったなぁと思う。 そもそも、truckinの入り口が「アメリカっぽさ」よりも「自由な乗り物」っていう解釈で乗り始めた20代。 過去、今の21を含め4台truckを乗り継ぎようやく答えを出すに相応しいベースと巡り会えた。 レギュラー、ショート。この絶対条件が自分の中で結果を出すに必要とした根幹。 とにかく、カスタムで意識したことは「誰っぽくもない」truck。 そして何より、「記録にも記憶にも残る」truckが自分のモットーだった。
北海道っていう、離島ハンデを言い訳にせず自身を焚き付ける材料の一つとしてただひたすら勝つ要素を
求めて突っ走って来た。
結婚して子供が生まれ、仲間もどんどんtruckやカスタムカーから降りて行く中で自分はどうしてもその1番上の
頂に登りつめる事を諦めきれなかった。
誰に頼まれたわけじゃ無い、何事にも中途半端な性格の自分が唯一本当に一心不乱に夢中になれること、
それこそが「車を想像(創造)する」事で。 クラブの方向性や、在り方で随分仲間とも真剣な意見のぶつかり合いもしたし、別れも沢山あった。 勿論、新しい出会いも沢山生まれたけれど。 「そこまでやらなくていいじゃない」、熱の差は時に孤独感も生んだ。 それでも、「そこまでやらないと先へは進めない」と自分自身を追い込んでいった。 best
of mini truckは獲れる事はあっても、best of
truckmastersのハードルは越えられなかった。 9年間、幾多の紆余曲折を経てようやくこのタイトルを手にすることが出来た。 あまりの感動に、マイクを受け渡された時何を言っていいかわからなくなった。 こんな、真剣にやってどうすんだバカじゃないのか、なんて言われたりもする。 趣味なんだから、もっとお気楽にやればいいのに、とも言われたりもする。
だけど、自分は帯広地区から出る初のbestとしてそれに恥じない1台を作る事が自身に課せられた?使命だと
思ってやってきた。 結果、show
name「innocence」はここに生まれた。 誰しもが、手にするチャンスはある。 自分自身が諦めなければ、必ず何でもきっかけは掴める。 大切なのは、その情熱の火を生かすも殺すも自分の気持ち次第。 長く、やってきてわかったことが一つあった。 最大のライバルはいつもカッコいい他の地域のtruck達もそうだが何より自分のメンタルに尽きる。 ようやく、その壁を越えることが出来た今、次の目標に向かってまた新たな一歩を踏み出そうと思っています。
今回のinnocenceを製作するに辺り、関わった全ての仲間達・諸先輩方・メディアのクルーへ感謝を込めて。
お金だけじゃない、生み出した絆は何物にも代え難い大切なものをtruckを通じて手にすることが出来た事を、
心から誇りに思います。
by fakies 野口 |