Best Of Mini Truck

1985 TOYOTA PICK UP

釜田 隆元 様
Best Foot Work

1996 TOYOTA HILUX W Cab

野本 春樹 様
Best Unfinished

1947 FORD PICK Up

シャーリーママ 様
Best Lift Up Custom

2013 SUZUKI EQUATOR

大脇 格 様
Best Year Truck

1969 CHEVROLET C10

池田 哲人 様
FEA Cool

1998 HONDA CIVIC FERIO

中村 潤也 様
FEA Best USDM

2010 FORTE KOUP

岩山 崇雄 様
FEA Year Car

1991 VW GOLF

坂井 丈 様
Custom Car Award

1998 TOYOTA TACOMA

栗山 隆介 様
Truck Trends Award

1987 TOYOTA HILUX SURF

中原 光太郎 様
Best Of Truck Masters
Best Paint


1998 TOYOTA TACOMA   北原 健吾 様
この車輌を購入&カスタムした動機・理由・完成までの経緯

現オーナーは以前、アストロ、C15002台、ダッヂラムなどフルサイズに乗っていましたが、前オーナーが売却すると
言う話を聞き則購入しました。

1年近くはそのままの姿で乗り回していましたが、ミニトラックの魅力に取り付かれ自分らしいヘルタコになるようにと
K.Kでリメイクが始まりました。(1年前)
先ず着手したのはベッドフロア部で、現代でも適用し、後の計画でもあるリアナロー、20inchディープリムに対応
出来るようデザインして作りました。
曲線をうまく配するよう各所コーナーやホイールタブなどデザインしてあります。
フューエルセルはポリッシュして、リアの足廻りが見えるよう考えてあります。

テールゲート部は、今回テールライトフィラーでコーナー部を埋めて、ヘルタコにあうライトをチョイス。
減るタコの個性を象徴するパートとして、一役買っていると思います。
ライトはLEDバルブを使用しています。
ついでにサードランプのレンズは、以前ワンオフでクリアータイプにしてありましたが、今回はスモークブラック仕上げ
にしてバランスを取りました。

フロント部のバンパーは、トラック全体のバランスを変えてしまいます。
自分は飛び出ないバンパーが好みですが、オーナーとも意見が一致。180系サーフのバンパーと、80系後期エプロンの
組み合わせとしました。
エプロンはコーナー部をカットして、3分割にしバンパーと溶接。エプロン中央部をローラーで曲げた鉄板でふさぐ事によって
個性を出してみました。
あえてバンパーにはエアブラシ等の細工をせず、スッキリとさせボディーのグラフックスのスタートにあたるブルーの
フレームスがはじまるようにしました。

インテリアに関しては、グレーのフルレザートリムで、グラフィックスが引き立つようにしましたが、ペイントのテーマである
オーバル、スカル、フレームスを上手く配して曲線デザインとしてあります。
MDFボンドでセンターコンソールやアームレストなどを製作してあります。
ホットロッドなどに見られるよう、ドアスピーカーは表に出さず、ネット(クロ)のカバーで中に隠してあります。
内装カラーコンセプトはグレー、ブルー、ブラックです。

ホイールに関しては、フレームスが引き立つよう、あえてブラックをチョイスしてヘルっぽく。
先の予定では、フロント18、リア20のビレットホイールを予定していますが、それも部分的にブラックパウダーコートを
してある物にしたいと考えています。

ペイントに関して
ヘルタコのペイントは、フレームス、スカル、トライバルグラフィックスの組み合わせです。
オーバルの渦巻きの中に引き込まれるデザインとしてあり、それはボンネットとルーフ、サイドベット後半、そして
テールゲートにオーバルデザインが見られます。
前ヘルタコは、TTカバー、ぞしてMTマガジンに出させて頂きました。
現オーナーが、それらの事や前オーナーやペインターをリスペクトし、グラフィックスはそのままに、ベースカラーを
ブラックとすることを要望しました。
私は「面白い、私にとっても特別なヘルタコ・・・これはやりがいがある」と思い、一つ返事で「出来るョ-!」と軽く返事しました。
が・・・「前のほうが良かった」とか「なんでこんなしたの」とか言われないようプロジェクトがスタートしてからは
完成体をイメージする日々が続きました。

前グラフィックスは、全てのまま残し、フレームスをHOKのトゥルーブルーで塗り直ししました。
そして、ブラックになった時、カラーバランスを取る為にブルーのトライバルグラフィックスを1つデザイン追加しました。
テールフィラーを今回追加作業したので、その辺りは全てペイントを復元してあります。
ブラックまで塗ると、アウトラインのピンストライプ、シャドー、ハイライト等全てカラーバランスを整えやり直してあります。
言葉では簡単ですが、途中での中間クリアーや中研ぎは幾度か繰り返されとってもヘルでした。
トップコートはHOKのクリアーで仕上げました。
ベッドフロアはグラフィックのボディーと言う事で、ヘルタコの場合、ベッド部はボディーと分けて考えなければならないので
3Mウレタンコートを施し、フラットブラックで差別化を計りました。
リアゲートのKKのサインは、「切って、貼って、塗る」をテーマに考えました。一人三役って事。
こんな遊び心を入れるのが大好きでたまりません。

ラストのフィニッシュでは、昔からのお客さん、今は大切なNCのファミリーが手伝ってくれました。
今までとは変わらない姿ですが、聞いてみると今までとは違ってやはりNCのトラックだし重みがあるとの事でした。
そんなヘルタコが、オーナーのKENGO君に似合うよう出来上がったなら、自分は嬉しく思います。
ヘルタコはこれから先も長い時間をかけて進化していきます。
そして、ずっと大切にされていくと思います。

Kolor Kreation  岡本 雅彦

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